【エステティシャンからのビューティメッセージ】夏に寄せられる悩みについて

【エステティシャンからのビューティメッセージ】夏に寄せられる悩みについて

PiNK 2020 Summer issue

(Japanese Text Only)

夏は汗に関しての相談が多くなります。
汗をかくことで体の熱を放出し、体温調節を行っているのですが、実は人は動物よりも汗をかく能力が高いそうです。
たくさんの汗のかいた後、なるべく早く汗を拭き取ることでかゆみや臭いなどのトラブルを予防することができます。
シャワーを浴びたり、市販の汗拭きシートを活用して快適に過ごしたいものですね。
今回は入浴の注意点や汗対策、またお出かけ時の爪のケアなどについてご紹介します。

入浴時の注意点

多くの浴用石鹸は「アルカリ性」で、古い角質など取り去り、すっきりとした洗い上がりが期待できますが、放射線治療中は皮膚がやけどを負ったような状態になっていることが多いため、低刺激性・弱酸性の石鹸やボディソープをよく泡立てて使うとよいでしょう。臭いが気になるかh素については通常の浴用石鹸で洗うことをおすすめします。

汗対策について

加齢とともに頭部の汗の量は減りますが、脱毛中にウィッグをつけていると熱がこもって汗が多くなる方が多いようです。
対策としてウィッグの内側に汗脇パットなど装着して汗が流れないようにする方法を体験者のコメントで見かけます。
また眉毛やまつ毛の脱毛中は流れ出た汗を遮るものがないため目に入りやすく困るという声を多く聞きます。
そのような時、自然に見える毛量のつけまつ毛をつけておくことで少し楽になったとの感想がありました。
つけまつ毛は目尻が上がって見えるため若々しい印象に見える効果があります。つけまつ毛はアイラインを描いてからつけるとより自然に見えます。

爪のケアについて

夏はサンダルでお出かけしたい方も多いと思います。副作用で爪が感想して弱くなっている場合もありますので、ネイルを塗って爪先の保護をしてはいかがでしょうか。
足先は手の先よりもカラフルな色を楽しむこともできて気分転換にもなるという声もあります。
今は剥がせるネイルなども販売していますので、除光液による刺激も受けずに楽しむことができます。

元気が出ないときは

夏バテ気味で元気が出ないときは香りの力も有効です。
リラックスされたい方はラベンダー、すっきりしたい方はペパーミントがおすすめです。時々ゆっくり深呼吸されるのもよいでしょう。
持ち歩く時はコットンに数滴含ませ密閉できる袋に入れると便利です。

ソシオエステティシャンは病院や施設での活動を行うため、感染予防に注意をしながら使い捨ての商材を使ってケアをしています。新型肺炎の影響で対面でのアドバイスが心配な方などはオンラインでのアドバイスも可能です。治療による副作用と向き合う皆さんに美容のエールになればとの思いでビューティメッセージを書いています。