夏のじょうずなウィッグ活用法(Japanese Only)

夏のじょうずなウィッグ活用法(Japanese Only)

BY 医療用ウィッグ専門店 スヴェンソン


ウィッグの洗い方

まずは基本的なことですが、「ウィッグの洗い方」についてご紹介します。

普段、ウィッグをどのように洗っていらっしゃいますか?「家にある普通のシャンプーでウィッグを洗ってもいいの?」というご質問をよくいただきます。もしかしたら、市販のシャンプーで洗っているという方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、市販のシャンプーでただちに問題が生じるわけではありません。しかし、ウィッグの毛材は特殊な加工をしてつくられているため、人毛用に作られている市販のシャンプーだと、洗浄力が強すぎて、傷んでしまう可能性があるのです。汗を書きやすく、ウィッグを洗う機会が増える夏は、ウィッグ専用のシャンプーをご用意されることをおすすめします。

じょうずに洗うコツとしては、あらかじめウィッグに絡みがないように、とかしておくことが大切です。ウィッグのトラブルで多い、髪の毛が絡まるのを予防できます。十分にとかしたら、お湯ではなく水で洗います。手ぐしもしくは、目の粗いブラシを使って根元から毛先の順に少しずつやさしくとかしていき、汗や化粧品の汚れが気になるときはネット部分を軽く押し洗いしましょう。

また、シャンプーだけではきしみも出やすいので、コンディショナーやトリートメントも併用するとよいでしょう。十分に洗ったら、水を数回入れ替えてためすすぎをします。シャワーや水を流しながらすすぐと、ネットの裏側に毛が出やすくなるので注意して下さい。乾かすときは煽るで全体を包み込むようにして水気をとり、その後は型崩れしないようにウィッグスタンドにかけて形を整えてから自然乾燥をしておきます。

この時期は、そうしてもたくさん汗をかきます。においが気になるから毎日洗いたいと思う方も多いと思いますが、洗い過ぎも消耗を早める原因になってしまいます。お仕事などで毎日お使いの方でも、個人差はありますが、1〜2週間に一度のシャンプーで十分です。なお、ウィッグの下にネットやガーゼキャップを着けて使い、そちらをこまめに洗うとウィッグに直接汗や皮脂などがつく心配がなく、快適にお使いいただけます。

この夏、涼しげにスタイルを保つコツ

ウィッグを使い続けていると、どうしてもトップなどのふんわり感がなくなってきます。使い始めのふんわり感のあるスタイルを取り戻したいというとき、自宅でできるちょっとしたコツをご紹介します。

まず、ふんわり感がなくなるのは、ウィッグの根元部分がつぶれてしまっていることが原因です。特に使い始めのウィッグは、どうしても慣れていないこともあって頭が浮いた感じにならないかと心配になります。そうすると、スタイリングの際に髪をなでつけてしまい、つぶしてしまう方が多いようです。ウィッグも靴などと同じように、着けているうちに頭の形になじんでくるもの。そこで、なじんでくるのを待つ間は、なるべく根元から空気を入れるようにふわっと軽やかなスタイルを楽しんでいただき、ふんわり感を維持できるようにスタイリングするとよいでしょう。
また、つぶれてしまった根元を戻すテクニックもありまう。水拭きをウィッグ全体に軽く吹きかけて濡らし、 襟足部分を持って軽くふると、根元が立ち上がってふんわり感がいくらか戻ります。


いかがでしたか。暑い夏も軽やかなスタイルでウィッグを楽しんでいただき、気分も涼しく快適に過ごせるようにぜひお試しください。

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