絵の中に安らぎを求める

絵の中に安らぎを求める

PiNK Fall 2018 p.18

ジョージア・ウィルソンが様々なリラクゼーション方法を紹介します。


塗り絵の人気が再び高まっています。どこの本屋さんにも色とりどりの製品が並び、この流行りを見逃すことができないほどです。世界中で同じ傾向にあるようで、大人がストレスや不安感を軽減するために塗り絵に興味を持っていると言えるでしょう。

誰でもストレスを感じたことがあると思いますが、不安感が大きくなりすぎると、日常生活や考える能力に影響が及ぶことがあります。リラックスする方法を見つけてストレスに飲み込まれないようにすることは重要ですが、リラックスする時間がない、どうしたらリラックスできるのか、わからなくなってしまったという人が多いのです。

だからこそ、童心に返りリラグゼーションの極意を再習得したいと思っている大人が多いのかもしれません。また、習得と実践が必要なリラクゼーション方法が多い中、塗り絵は誰にでもできます。5分しかない人でも、1時間塗り絵に費やせる人でも、驚くほどの効果を得られるのです。

頭と身体をリラックスさせる

睡眠療法士の資格も持っている乳がんケアヘルプラインコーディネーターのリサ・フレンチは、リラックスする時間を取ることで健康状態に大きな効果があると信じています。

「塗り絵のように、心が落ち着く反復行為を行うことで、頭の中を巡るストレス思考から気持ちを切り替えることができます。塗り絵は集中を促し、体と心をリラックスさせます。また、短い時間であっても塗り絵をすることで、新しい視点が得られることがあります」

色、おしゃべり、リラックス

リサは、お昼休みにスタッフやボランティア向けの塗り絵タイムを設けることで、ジョージアのロンドンのオフィスに彩りとリラクゼーションをもたらしました。当初は1回限りのイベントだったのが、その癒し効果に夢中になる人が増えたことで、 毎週開催されるようになりました。

昼休みに塗り絵を楽しんでいる女性の一人はこう言います。「週の半ばに一息ついて、心が落ち着く絵柄に色を塗りながら、今の瞬間に集中するようにしています。自分だけの時間を確保することで元気が出て、頭を休ませることができるのです」

あなたも、自分のための時間を作ってみませんか?



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