トリプルネガティブの乳がんで心配です

トリプルネガティブの乳がんで心配です

PiNK 2020 Winter issue

【ご質問にお答えします】乳がん治療の専門家が乳がんとその治療に関するご質問にお答えします。

Q: 原発性トリプルネガティブ乳がんの診断を受けて、治療法が不足していることが心配です。どうしたらよいでしょうか?

A: トリプルネガティブ乳がんはエストロゲンレセプター、プロゲステロンレセプター、またHER2レセプターを持たない乳がんで、抗がん剤、手術、放射線を組み合わせて治療され、ビスフォスフォネート製剤も時に使用されます。

術前化学療法と呼ばれる、手術の前に抗がん剤を投与する治療が多く行われ、より効果のある抗がん剤の組み合わせを探すために現在も多くの研究が継続して行われています。

術前化学療法のあとに手術を行い、切除した乳房にがんが残っている場合は、時としてカペシタブンと呼ばれる経口化学療法薬をさらに服用することもあるでしょう。現在、臨床試験に寄ってトリブルネガティブタイプの乳がん患者に対して有効な治療を見つけようとしています。PARP阻害薬や免疫療法などがこれらの臨床に含まれます。

同じような経験をした人に相談して、悩みを打ち明けたり体験を共有できたりすることで楽になったという人たちがたくさんいます。



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