セルフチェックでいつもの感触を覚えて、小さな変化を早く感じ取りましょう。早期発見があなたの胸、そして命を救います。
セルフチェックでいつもの感触を覚えて、小さな変化を早く感じ取りましょう。早期発見があなたの胸、そして命を救います。
毎月のセルフチェックでは、乳房全体と胸部をしっかりと観察する視診と、よく触って調べる触診を行います。このチェックはいずれの順序で行ってもかまいませんが、どちらのステップも重要です。触診をする際は、人差し指、中指、薬指の3本の指腹を使います。それぞれの乳房の大きさや形状によっても異なりますが、約10〜15分で完了します。毎月、必ず同じ方法で、乳房全体と周辺をチェックすることが大切です。毎月の乳房の感触を覚えておきます。また、簡単な記録を付けてもよいでしょう。
月に1度、生理が終わってから2, 3日〜1週間後、乳房の緊張や腫れがない時が最適です。
生理が不規則な場合や、閉経しているなら毎月同じ日を決めてチェックしましょう。
鏡の前で両手を挙げ、乳房に赤み・腫れがない
か、乳頭から分泌液がないかを見て確かめます。
次に触ってチェックします。脇の下・ブラライン・みぞおち・鎖骨の凹んだ部分・鎖骨・肩をつないだ胸全体をまんべんなく調べてください。
2a. 人差し指、中指、薬指の3本の指腹を使ってチェックします。次のように指を動かして、胸を調べてみましょう。
2b. 1箇所につきコインサイズの円を3回描きます。まずは軽く、少し強く、そして深くまで触れるように、圧力を変えてチェックします。
2c. 脇の下から始め、胸全体にわたって上下方向に動かしながらチェックします。
右胸をチェックする際は左手を使い、終わったら、右手で左胸を調べましょう。
2c-1. 下に移動するときの動作: 薬指を下に1本分スライドし、他の指を合わせます。
2c-2. 上に移動するときの動作: 人差し指を上に指1本分スライドし、他の指を合わせます。
2c-3. 横に移動するときの動作: 中指を関節1つ分スライドし、他の指を合わせます。
仰向けに寝て、腕を頭上に挙げてチェックしたり、お風呂やシャワーで身体を洗う時にチェックしてみるのもよいでしょう。やりやすい方法で毎月セルフチェックを行いましょう。
変化や異常を感じたときは、すぐに専門医(外科、乳腺、乳腺科)に相談しましょう。また、年に一度の乳がん検診が推奨されています。
しこり
静脈の怒張
皮膚の硬化
乳房のくぼみ
左右サイズの変化
乳頭からの分泌
乳頭のかさぶた
乳頭の牽引
皮膚の変化
赤み